徳川家の危機を救った救世主
幕末を変えた女性の“覚悟”と“誇り”の物語
幕末から明治への激動の時代を、まっすぐにひたむきに生き、江戸の町を戦火から救った女性がいた―。
薩摩藩・島津家の分家の娘から、徳川13代将軍・家定の正室となった篤姫である。
公武合体、倒幕と時代の渦に巻き込まれながら、江戸城無血開城に貢献した波乱万丈の生涯を描く。

©NHK
女性の視点で描く“幕末維新”
武士や政治家の視点から描かれることが多い幕末を、一人の女性の目を通して見つめ直した本作。
政略結婚という宿命を受け入れながらも、夫を愛し、故郷を想い、そして国の行く末に責任を持とうとする―。
「篤姫」は、闘う英雄の物語ではなく、生き抜く女性の物語。
幕末という激動の時代を通して、「優しさ・誠実さ・信念」という人間の本質が描かれています。

©NHK
時代を超えて響く“心の強さ”
篤姫の強さは、単なる勇敢さや戦う力ではありません。
環境に翻弄されても「信念を貫く(芯を曲げない)」強さ、誰かのために行動できる「思いやり」の強さ、
困難な局面でも冷静に判断できる「理性」の強さ、そして逆境に立たされても決して挫けない「不屈の精神」。
「篤姫」は、幕末を生きた一人の女性の物語でありながら、
どんな時代でも、誠実さと優しさを忘れずに生きるという普遍的なメッセージを私たちに伝えてくれます。

©NHK
華やかさと品格を兼ね備えた美術・音楽
時代考証に基づいた豪華な衣装と美術。篤姫が身にまとう十二単をはじめ、
江戸城の静けさ、薩摩の雄大な自然―、その全てが視覚的にも物語を彩ります。
中でも大奥のセットは、大河ドラマ史上でも特に高い評価を得ています。
また、音楽は吉俣良が手掛け、篤姫の決意や大奥の緊張感、愛や友情の繊細な感情まで、
心理描写を豊かに表現。視覚・聴覚の両方から、時代と人物の心情を伝える完成度の高さは圧巻です。

©NHK

©NHK
【初回放送】
毎週土曜 午後6:00
【再放送】
日曜 午前10:00 / 月~金曜 午後6:00
【出演】
宮﨑あおい、瑛太、松坂慶子、高橋英樹、堺雅人、北大路欣也、
宮﨑あおい、瑛太、松坂慶子、高橋英樹、堺雅人、北大路欣也、
小澤征悦、原田泰造、堀北真希、松田翔太 ほか
【原作】宮尾登美子
【脚本】田渕久美子
【音楽】吉俣良
【語り】奈良岡朋子
