NHK制作の3つの番組を放送します。
2025年は、戦後80年の節目の年。戦争と平和について改めて考えてみましょう。
NHKスペシャル
「いのち眠る海 ―最新調査で明かす太平洋戦争—」
8月14日(木)午後10:00、15日(金)午前11:00
太平洋戦争中、海で失われた35万の命。最新技術で「海の死」の実相に迫る調査が進んでいる。
マリアナ沖海戦で沈んだ航空機。海底に眠る残骸を分析すると、
過酷な作戦の末に海に沈んだパイロットの最期が浮かび上がった。
一方「海の墓場」とも呼ばれる旧トラック島では国の遺骨調査が始まった。
NHK独自の調査で、助けを求めながら船とともに沈んだ兵士たちの姿も見えてきた。
戦後78年、海底調査で明かす「戦争の真実」。
目撃!にっぽん
「"空白の10年" 被爆者の闘い」
8月9日(土)午後11:00、14日(木)午前11:00
原爆投下からおよそ10年。
GHQによってプレスコードがしかれ、被爆の実態を世に知らせることが難しく、
医療や経済的な支援も乏しかったこの時代を、被爆者は「空白の10年」と呼んだ。
差別や偏見、原爆症に苦しんだ被爆者たちは、どのように生き抜いたのか。
空白の10年に書かれた手記や、見つかった資料からは、検閲などによって、どう発言が封じられたのかも明らかになった。
人間の尊厳のために闘った被爆者の姿をたどる。
ザ・ライフ
「遺された声 ~女子学徒 100本の録音テープ~」
8月2日(土)午後11:00、13日(水)午前11:00
沖縄戦では10代の女学生およそ400人が動員され半数近くが亡くなった。
生き残った元学徒が1980年代に体験を語った録音テープはおよそ100本。
戦争前夜の青春の日々、病院壕の過酷な実態、死を覚悟したときのこと、戦後の苦悩…鮮明な記憶が語られている。
録音したのは戦後沖縄を代表する写真家・平良孝七。
証言に耳を傾け、ひとりひとりにレンズを向けていた。遺された声と元学徒たちの肖像が問いかけるものは。